聖徳のセンパイにインタビュー 第9弾!
2023.02.20
聖徳大学に入学して、音楽の技術面だけでなく、コミュニケーション能力も向上しました。
音楽学部 音楽総合学科 音楽療法コース
群馬県 私立樹徳高等学校 出身
内定先は病院(群馬)の音楽療法士
聖徳大学へ入学を決めた理由
元々音楽療法士になりたくて、その学びができる大学を探していました。その中でも聖徳大学はオープンキャンパスに行った時の雰囲気に一番惹かれました。パイプオルガンを始めとする専門の設備も豪華に感じましたし、何よりそれらの設備や建物、構造について大学生の先輩方がとても丁寧に優しく案内していただいたことが印象に残っています。
進路について
小学生の時からピアノを始めたので最初はピアノの先生になりたいと考えていました。ただ、高校生の時に入部した合唱部で伴奏を弾いたり、他の部員と一緒に歌ったりしたことで音楽に対する視野が広がりました。高校2年生で進路について考えた際に漠然と「音楽で癒せる仕事あるのかな」と自分で調べて音楽療法士の存在を知りました。大学入学当初は、最初の夢であるピアノの先生と中学高校の音楽教師の道を考えていました。音楽療法士については興味を持っている程度でした。
印象に残っている授業
4年間受講した「音楽療法技能」という授業です。この科目では鍵盤和声(コード)や童謡・歌謡曲・唱歌の歌唱、即興演奏など音楽療法の現場で活用できる技術を実践的に学びました。私が特に印象に残っているのは大学1、2年次に受講した鍵盤和声(コード)の奏法です。大学3年次から音楽療法実習があり、実際にこの授業で培った技術で音楽を演奏した際、対象者が明るく楽しい表情を見せてくれました。「音楽療法技能」で学んだことを実践で活かすことができ、音楽療法の奥深さを改めて感じました。
就職活動について
就職活動は前もって準備をしていたのでそこまで大変だったというイメージはありません。大学4年次の5月から実習があり、就職活動期と重なってしまうので、早めに対策しました。大学3年次の冬には履歴書もキャリア支援課の方に添削してもらい完成していました。なかなか見つけづらい求人については音楽学部の事務室を利用しました。学校に来ている求人票のファイルを閲覧できますし、事務室の壁に求人が張り出されているので頻繁に確認に行きました。今回内定をいただいた病院もその際に見つけた求人です。音楽を活かした就職を考えている人は音楽事務室を活用した方が良いと思います。
大学生活で「成長した」と感じる部分
技術面に関しては、ピアノは指がより動くようになったり、演奏の表現や楽譜の解釈が広がったりと全体的に音楽技術の伸びたと感じます。授業では学科の先生が丁寧に教えてくれますし、良い時はしっかり褒めていただけるので自分の良いところを引き出してもらったと思います。
精神的な面では「会話力」や「発信力」が前より身についたと感じます。高校生の時までは先生や同級生などの学校の中の狭い範囲だけで話していました。しかし、大学入学後は、授業や実習など様々な場面で自分の意見を発信する機会が増えました。例えば、教職系の授業では指導案について自分の意見を伝える場面があり、実習では学校の生徒から施設の高齢者など幅広い年齢層の方と関わります。こういったコミュニケーションの経験があったことで、元々苦手意識のあった「会話」へのハードルは随分下がったと思います。
今後の目標
これから関わる高齢者に音楽を使って元気や喜びを与えて、高齢者の方の生活を豊かにしていけるような音楽療法士を目指します。相手は人生の先輩で私も教わることがあると思うので、お互いに学びながら成長していきたいと思います。