聖徳のセンパイにインタビュー 第6弾!
2023.01.10
漠然だった夢が実習や授業を通して明確になりました。今後も失敗を恐れずに何事にもチャレンジしたいです。
児童学部 児童学科 児童心理コース
駒澤大学附属高等学校 出身
内定先は東京都の私立幼稚園
聖徳大学入学を決めた理由
児童心理コースの学びに魅力を感じました。心理学を学びたいという思いが前からあり、それに加え興味のあった保育も一緒に学べる児童心理コースが良いと入学前から感じていました。また、オープンキャンパスで、先輩方の卒業論文や心理療法のパズルを見る機会があり、入学後の具体的な学びが想像できたのも大きいと思います。
入学当時の「就職」へのイメージ
入学当初は漠然と「幼稚園がいい」と感じていてなぜ幼稚園なのか、どんな先生になりたいか等の具体的なイメージは全くありませんでした。けれども、実習を通して「私は教育に重きを置きたい」と感じるようになりました。制作活動に力を入れていたり、子ども達と勉強や体操をしたりと、1日だけでも充実したカリキュラムがあることを、実習を通して感じました。私も様々な角度で子ども達への教育ができる保育者になりたいと思い、幼稚園への就職イメージが具体的になりました。
学生生活で印象に残っている授業
「カウンセリング心理学」という授業です。元々人の話を聞いたり、相手の相談に応えることが好きだったのですが、この授業を通して、専門的な角度からどうやって人の悩みに寄り添うことができるのか、人の話を聞くときのポイント等、もっと人と上手に関われる方法を深く学ぶことができました。
この授業で学んだ事は児童だけでなく、一緒に働く先生や保護者への対応など様々な場面で活用できると思っています。
入学した時と比べて成長したと感じる点
「何事においても挑戦・継続する力」が成長したと思います。
実習では最初、経験も知識も少なくわからないことだらけで、ピアノの選曲や子供の年齢に合わせた関わりや遊びの内容など不安が多くありました。しかし、私は「失敗するのが当たり前だ」と考えているので色々なことにチャレンジしました。ピアノについては先生に「この曲も弾きたいです」と複数の曲を提案したところ、先生がプロの目線で選曲いただけて、その選んだ理由も聞くことができました。子どもとの関わりは継続することで「こうすれば喜んでくれるかな」というイメージが次第に作れるようになり、「前に授業で習ったことをこう活かせそう」と、学びと行動を結び付けて考えられるようになりました。失敗も多くありましたが、失敗から学ぶことが、その失敗よりも大きかったと感じます。
ピアノについて
昔ピアノを習っていたので私自身、苦手意識はありませんでしたが、毎週ピアノを弾くという機会は本当に習っていたとき以来でした。ピアノ経験者が練習を通して、人に聞かせるための技術が向上するのは自然ですが、全く弾けなかった子が最後にはみんな同じ曲を弾いて卒業するのは本当にすごいことだと思います。クラスの中にも最初から弾けない子が沢山いましたが、今ではもうスラスラ弾けるので、経験者から見ると本当にびっくりします。もちろん、本人達の努力もあると思いますが、ピアノを毎週弾かければいけない、弾かないと進級できないという徹底した環境が大きいと感じます。
大学生活全体を振り返って
4年間を振り返ると、とても楽しかったです。最初は、「大学大丈夫かな」「友達と合うかな」という不安があったのですが、今では今後一生付き合っていくだろうなと思える友達にも出会えました。
大学生は大人になる手前の大切な期間だと思うのですが、アルバイトが楽しかったり私生活も充実したり、他にも今まで経験したことがないような辛いことや楽しいこと等たくさんの経験があったので聖徳大学の学生生活は純粋に「楽しかったな」と言うことができます。
ただ、「もっと学生生活は楽しめたはず」という後悔はあります。コロナウイルスの影響もありますが、私はサークルや部活に入らなかったので、今思うと聖徳や他大学のサークル等に入って更に交友関係を広げたり、大学の行事に積極的に参加していたら、大学での思い出ももっと増えていたと思います。
今後の目標について
今まで漠然としていた「幼稚園の先生」という夢を私は具体的な形にすることができました。その形(イメージ)を元に、子供たちからも保護者からも愛される保育者になることが今後の目標です。